技能実習生と法的保護講習(日本で働く上で知っておくべきこと)

こんにちは、イースト日本語センターの坂本です。

現在センターにいる計12名の技能実習生を対象として、日頃お世話になっております事務所の行政書士による法的保護講習が、通訳同席のもと行われました。

昨今の日本では、ベトナム人等の技能実習生と各企業や個人事業主との間でのトラブルや、日本で生活するうえで引き起こしてしまう犯罪等の事件などがよく聞かれるところです。このようなことを未然に防げるように、そして実習生たちがきちんとした法的保護のもとで技能実習に励むことのできるように、入管法や労働法等について法律の専門家によって行われるのが法的保護講習であり、これも技能実習の一環である入国後一か月講習のカリキュラムに組み込まれたものであります。

技能実習生たちは入国時に空港で「技能実習生手帳」をもらっており、その内容について理解を深めたかたちとなりました。手帳にはもしもの場合の相談窓口なども記されていますが、そもそも自分が不当な扱いを受けていることを知らなければ助けを求めることもできません。彼らが日本に対して悪い印象を持ったまま逃げ帰るのではなく、いい思い出を作りながら技能を習得して祖国での起業等につなげられることを祈っています。

なお、技能実習を良好に修了したのち、特定技能として日本で働き続けたいと思ってくれる外国人もおります。当センターの母体となる株式会社東においても、インドネシア等の特定技能外国人の登録支援を行っており、日本での就労や生活の様子も聞くことができます。そのようにして日本での生活をエンジョイしている外国人労働者も多数いらっしゃいます。

当センターではベトナムのほか、インドネシア等の東南アジア諸国より技能実習生を受け入れております。ひらがな・カタカナの読み書きから日本語能力試験を見据えた学習まで、実習生ら各々のレベルに合わせて指導します。そして日本語だけでなく、法的保護講習や警察講習・消防講習、そして日本の職場に溶け込めるようルールやマナーの指導も厳しく行っております。外国人技能実習生の入国後講習について受け入れ先を検討なさっている方は、是非当センターにご相談ください。

なお、サポート内容に関しましては、ホームページの「業務内容」のページにございますので、ぜひご覧ください。